amazonのレビューで見かけたことあったけど、
「ピタゴラスイッチの裏方さんみたい」という感想は、まさにそんな感じ。
まあ失敗すると人が死んだりする恐ろしいスイッチなんですけど。
一見何の変哲も無い仕掛けや動作が、とても重要なことだったりする。
旗がはためいただけで人の命が助かるなんて・・・＾ｐ＾
そういう仕掛けを一個一個触ってみて、動きを観察して、
それらが組み合わさるとどんな道が開けてくるのか想像、実践する。
想像力とかちょっとしたひらめきが必要とされてくるゲームだね！
でも決して難しいわけでもないし、失敗したらしたなりにヒントも出てくるし。
2,3回「詰んだか・・？」って思うことはあったけど、あれこれ触れば見えてくる。
それに何回でもやり直し出来ちゃうといえば、出来ちゃうわけで＼(^o^)／
やり直せるのにあの緊迫感を出せるのもまた、このゲームのすごさだと思うな・・・。
キャラクターも愛着の沸くキャラクターばっかり。
最初から最期までずっと謎めいていた主人公「シセル」の正体が、
まさかああいうことだったなんて・・・！想像もつかなかったね。
途中で大きな間違いに気づかされたとき、
「ああそういえば」ってなるように、ちゃんとヒントはあったんだけど・・・
気づかなかったというか、信じ込んでて発想がそこまでいかんかった。
そういう意表をついた真相がまた、魅力的で惹きこまれてしまう。
帽子や食べ物を撃たれたり、なぜか魚雷の中にネズミがいたり、
いたるところに笑いの要素も盛り込まれていて、ニヤニヤしっぱなし。
特にネズミがいい味出してたよ・・・
てかネズミかわいすぎるううううううううう魚雷の中で ふにっ てされたり、必死に抵抗するネズミが愛らしすぎた・・・。
あとなんといっても鳩！はとん！
あの小さな体で奮闘しすぎ・・・かわゆううう
しかも主人が死んでしまうような爆発現場でもぴんぴんしてるって何者だろうか。
クネリも好きだったなー。
逆転のコロシヤまさにその人、って口調だったけど。
あれの正体にもまた驚かされた。
あとあと、ミサイルの口調なんだけど。
だめだ、会話すれば会話するほどゴルベーザが頭に浮かんでくる・・・！！
死の4分前に戻って、死の運命を更新する。
つまり時間逆行の要素が盛り込まれたゲームで、全部を理解するのは結構大変。
運命を書き換えれば未来も変わるし、でも自分は確かに存在した過去も知ってるわけで・・・。
非情に興味深いゲームでした。ほんとに。
終わってしまうのが寂しい、という思いをしたのは久しぶり。
シンプルに見えて、でも「物足りない」とは思わない内容の濃さ。
もっとやりたい！とも思えるし、決してボリュームが不足しているわけでもない。
大神に通じる「これでいいのだ」感があるけど、
続編・・・もしくはこれに似たような要素で、新たなゲームが生まれると、いいな。
だって、それくらい、ほんと楽しかったんだもの！！
あと、ネタバレ嫌な人は見ないでほしいんだけど、
エンディングを見てどうしても分からなかったことが一点・・・。
クネリ、つまりミサイルは、ヨミエルの次に死者の力を手に入れた。
でも使える能力は「イレカエ」だけ。
カノンもリンネも助けることは出来なかった。
だから仕方なくミサイルは、ヨミエルを追って、そのまま海底に沈み・・・
そしてまた、10年前に戻った。
自分の力ではどうしようもないと悟ったミサイルは、そこから10年待ち、シセルに接触する。
ってことだと思うんだけど・・・
一体このときミサイルはどうやって10年のときをさかのぼったんだろう？
イレカエしか出来ないし、このときはシセルもいないから、死の4分前にも行けないし
ヨミエルには死を逆行する力はないって言ってたし・・・
うううん、どういうことだ・・・！
